ワニのマークで有名なラコステはアパレルメーカーであると思っている人もいることでしょう。タウン着として着用するだけのものを作っているメーカーではありません。実はテニスウェアとして着用できるものも作って販売を行っているのです。ここではラコステの硬式テニスウェアについての特徴などを紹介していきます。
ラコステについて
ラコステは1933年以来創業しました。硬式テニスプレイヤーだったルネラコステによって創業された会社です。彼はこの当時の世界的なトップクラスのテニスプレイヤーでした。4大大会にて7度の優勝を果たしているほど、実力がありました。
今ではデザイン性が高いアパレルメーカーとして知られていますが、当時は創業者が、自分がテニスをプレイするときにテニスコートの暑さでも平気でプレイすることができるような洋服を作らせたのです。これは当時のテニスプレイヤーが着用していたウェアに原因があります。当時は暑い中でもテニスをプレイするときには長袖のシャツを着て行っていたのです。通気性も悪く吸湿性も低いシャツでのプレイは相当大変だったと思われます。ラコステが作った硬式テニス用の服は通気性も良く吸湿性も高いコットン性のポロシャツでしたから、あっという間に硬式テニスプレイヤーの中に広がっていったのです。つまり、元々はこのメーカーはテニスをプレイするための服を作るところから始まったのです。
また、今のようにワニのマークが胸元に入ったものを作り始めたのは1933年に入ってからになります。このときからテニスウェアのポロシャツの胸元にもワニのマークが入るようになった歴史があるのです。
硬式テニスラケットも
テニスのウェアからスタートしたラコステですが、テニスラケットを作っていた歴史もあります。スチール製のラケットを発明したのはこのメーカーです。さらに、長さの異なるガットを組み合わせた硬式テニスラケットを発明したのもこのメーカーなのです。
このような経験などを元に3年の開発を要して2015年に生み出された硬式テニスラケットが「THE LT12」です。木材とグラファイトを組み合わせたラケットで、さらに最先端技術を駆使して作られたものですから、全体的に振動を軽減させることができています。また、安定性、強度、スピード、正確さも加わったラケットとなっているのです。
このラケットは作成工程に5時間かかるのですが、フランス人職人が一つ一つ丁寧に作っているのです。
エレガントなポロシャツ
テニスのプレイ時に着るときの洋服を作ることから事業を始めたメーカーですが、ラコステが再びテニスウェアの販売を始めたのは2014年からになります。タウン着としては昔から有名でしたから、このメーカーの名前を聞くとテニスできるというイメージに結びつかない人もいるでしょうが、元々がテニスウェアからスタートしたこともあり、優れた製品づくりを行っています。
タウン着として着用するときのデザインを見ると落ち着きがあり、エレガントなものが多くなっているのですが、テニス用のデザインも一ついた雰囲気とエレガントさを漂わせたものになっています。奇抜なデザインはないので、どのような年齢でも違和感なく着用することができるでしょう。価格も安くはないですし、品質も高いので長く大切に着ていくことができると思われます。
評判について
ラコステが売っているテニスの服は落ち着いたデザインなので、着る人を選ばないと評判が高いです。タウン着と同じく安価なものではないですが、何度洗濯をしても型崩れすることはありませんし、吸水性や通気性に優れていますから、暑い中でテニスをするときにもさらっとした着心地が心地良いです。
奇抜なデザインではないので年齢の高い人も問題なく着用できます。また、シンプルなデザインであってもアパレルメーカーとしての長い歴史があるだけに体にきれいに沿ったデザインは非常にエレガントさも兼ね備えています。袖の長さや丈の長さなどエレガントに着こなすことができるように絶妙な長さとなっているのです。そのために若い人が着ても野暮ったくなることなくおしゃれに着こなすことができると評判なのです。多くのメーカーがテニスのための服を販売していますが、その中でもこのメーカーのものは高い人気を誇っています。
気品があるウェア
ラコステは元々テニスのための服を製造販売するところからスタートしています。テニスラケットの製造もおこなうほどテニスとの関連が深いのです。その後アパレルメーカーとして長い歴史がありますが、近年再びテニスの分野に進出してきているのです。アパレルの経験と実績を入れて作られるテニスウェアは機能性がありながらデザイン性もあり気品が感じられるエレガントなものとなっています。若い人から年配の人まで年齢を選ばないものとなっているので、どのような年代の人でもきれいに着こなすことができるでしょう。